リアルクエスト赤ぼっこ・天狗岩・要害山 山頂のまっくろくろすけに会いに行ってきた!

旅行・登山
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こんにちは! 例年のGWなら雪の残る高山で春山登山を楽しんでいるはずが、今年はコロナ自粛で近場の山を楽しんでいるタクロス(@KTacross)です。

先日歩いた鎌倉アルプスが思った以上に充実したものだったため、他にも関東市街地近郊で気軽に登れる低山がないか探したところ、とても気になる山を発見!

山頂にまっくろくろすけがいる山!? …これは行かないわけにはいきません!!

1. 赤ぼっことは

“赤ぼっこ”は東京都青梅市にある標高409mの山の名前です。

住所である東京都青梅市和田町がアニメ映画「となりのトトロ」と関係があるため、登山道中の道標や山頂に石で作られた”まっくろくろすけ”が置いてあるということのようです。

トトロのモデル地は所沢だと思っていたのですが、青梅にも所縁の地があったんですね…?

標高400m前後の長淵山ハイキングコースの一端となっており、周囲の天狗岩・要害山・愛宕山などを縦走するルートが低山ハイカーを中心に人気を博しています。

普段は車でできる限り山頂に近い駐車場まで進んで登山をしている僕ですが、今回は初の試みとして、往復をバス・電車といった公共交通機関を使ってみることにしました!

今回歩いたのは青梅駅からスタートし、赤ぼっこ・天狗岩・要害山・愛宕山を縦走して日向和田駅に下るコースです!

2. 青梅駅から赤ぼっこへ

自身初めての電車利用登山ということで、いつもとは違うテンションで降り立った青梅駅。

以前秩父方面へツーリングした際に近くを通ったことはあったのですが、東京都とは思えないほど自然に恵まれた地域で、電車片道600円台で来れるならもっと早く来ればよかった!という感想です。

住宅街を南に向かって歩きます。

向こうに見えるピークが今回の目的地かな?

駅から5分ほど歩くと、大きな吊り橋の架かった窯の淵公園が見えてきました。

釜の淵公園 | おうめ観光ガイド
多摩川と一体となった公園。桜や新緑が美しい。夏を中心に釣りや川遊びの人々で賑わいます。 ◎駐車場の情報

吊り橋の下には多摩川の河川敷が広がっており、緊急事態宣言中にも関わらずBBQを楽しむ人々の姿がちらほらと。(※2021年5月現在、窯の淵公園駐車場は新型コロナ対策のため閉鎖されており、河川敷の利用も自粛を促されています。)

今はコロナ対策で人もまばらですが、ここはキャンプするのに最高のロケーションではないですか…?

電車ですぐ来れるし駐車場が空いていれば車に荷物を積んでバーベキューやファミリーキャンプも楽しめそう…!!

新型コロナが収まったらキャンプ目的でまた訪れてみたいと思いました!

吊り橋を渡った先にはトイレや芝生があり、青梅市民の憩いの場所となっていました。

公園の坂を上って県道を越え、山のほうに向かって歩き続けます。

ペット霊園の案内板がある未舗装路を沢沿いに進んでいきます。

関係者以外車両進入禁止のゲートを過ぎると、ご覧のような本格的な登山道に。

…とは言っても登山客が多いこともあって道は整備されていて、危険なポイントはありません。

青梅駅出発から1時間、本格的な登山道になってから20分ほどで馬引沢峠に向かう尾根に出ました。

ここで5人ほどのマウンテンバイクに乗った集団とすれ違ったんですが、どこから登って来たんでしょう…?

11:10、馬引沢峠に到着。

道端に大量に実っていた赤い実。食べることはできないんでしょうか?

馬引沢峠から少し進んだところにある馬頭観音。

その足元には本日1個目のまっくろくろすけが!

道標のところどころに置かれているということで、登山客の目を楽しませてくれます。

馬引沢峠から15分ほど尾根伝いに進んだ先にある分岐を赤ぼっこ方面に進むと…

根元に人がいっぱいいる一本の大きな木が見えてきました!

青梅駅出発から1時間20分後の11:30、標高409mの赤ぼっこに到着です!!

山頂三角点の上には大量のまっくろくろすけが!

山頂には多くの家族連れが訪れており、子供を連れてきても喜びそうな低山ハイクですね!

突然現れるピークに大きな木が1本だけ生えているという特徴的な赤ぼっこですが、現在の姿になったのは関東大震災の頃のようです。

目下には奥多摩へ続く山間の街並みが広がります。

都心側にはビル群や西武ドーム、横田基地に着陸する飛行機などが見えました。

地震や台風にも耐え、山頂に真っすぐそびえ立つ一本杉。

軽い昼食を済ましたところで、次の目的地である天狗岩へ向かいます。

3. 赤ぼっこから天狗岩へ

先ほどの分岐まで戻り、天狗岩方面へ一度下ってからの登り返しです。

天狗岩直前は岩が露出した急な登りを進みます。

赤ぼっこから15分ほどで天狗岩に到着です!

道標の先は少し開けた岩場になっており、赤ぼっこよりすいているので写真撮影には最適なロケーションでした!

奥多摩方面の奥に頭を出しているのは東京都最高峰、標高2017mの雲取山です!

2017年に登ってからもう4年も経つのか…。

山頂が空いていたので持ってきた小型ドローンを飛ばしてみました!

先ほど登頂した赤ぼっこや、周辺の山々の様子をよく見渡すことができました。

4. 天狗岩から要害山・愛宕山へ

赤ぼっこ・天狗岩と続いたビューポイントもここで終わりとなり、あとは尾根伝いに日向和田駅方面へと向かうルートとなります。

木々の中を天狗岩から20分ほど進むと少し開けた場所に出ます。

ここまで来れば要害山まであと少し!

天狗岩を出発して25分後の12:40、本日最高峰の414m・要害山山頂に到着!

山頂周辺は木々に囲まれ眺望はありませんでしたので、すぐに先に進みます。

途中、突然登山道が木々に阻まれ行き止まりに!?

ここからは左に逸れて重機などが置かれている整備された土地を進みます。

山頂にも関わらず平らにならされた土地。ソーラー発電パネルでも置かれる予定なのでしょうか?

電波塔なども含め、山頂付近にこういった人の手が入った土地があると興ざめしてしまうのは僕だけではないはず…。

要害山から20分ほど歩いた13:00、愛宕山山頂に到着。

こちらも木々に囲まれ眺望、なし!

国土地理院の地図では登山道も記されていない山なので仕方ありませんが、赤ぼっこ周辺とは異なり奥深い山の雰囲気を味わえる静かな山行を楽しめるコースでした。

5. 愛宕山から日向和田駅へ下山

ここからは日向和田駅に向かっての下山ルートとなります。

けっこう急な下り坂で、階段なども整備されていないので雨の日などはかなり滑りそうなので要注意。

登山道脇の木に何本も印がつけられていた「古」の字。

地図に登山道の表記もない道でしたので古道という意味か、それとも林業で古い木という意味か?

都道を走る車の音が近くなってくると、街が近づいてきたのが分かります。

本日最初で最後の渡渉ポイント(笑)

もうすぐ横に道路が見えますが、ここを渡らないとなかなか道路まで出られません!

愛宕山山頂から25分で、都道の登山口まで降りてくることができました。

都道45号を日向和田駅方面へ向かいます。

このあたりは梅が有名なようで、もう少し早い時期に来れば公園で梅の花も楽しめたのかも。

振り返ると先ほど歩いた長淵山ハイキングコースの山々が。

赤ぼっこの一本杉も下界から確認することができました!

多摩川に架かる神代橋を渡ると、日向和田駅まであと少し!

愛宕山山頂から50分、青梅駅から計3時間40分で本日の終着点、日向和田駅に到着しました!

低山ハイキングとはいえ、歩いた距離は10km以上で細かいアップダウンもあり、思った以上に本格的な歩きが楽しめた1日となりました!

6. まとめ

いかがでしたか?

下山後はせっかくここまで来たのだからと奥多摩線で終点の奥多摩駅まで行き、都内でも少ない無料野営地である裏氷川で休息してから電車で帰宅しました。

奥多摩では藤の花が見ごろを迎えており、河川敷にはキャンプやBBQを楽しむ多くの人の姿が。(※2021年5月現在、奥多摩駅周辺河川敷は新型コロナ対策のためキャンプ・バーベキュー利用の自粛を促されています。)

川の水が青くてとても綺麗でした

青梅の窯の淵公園と合わせ、ここ裏氷川でもいつかキャンプをしてみたいと思いました!

都内でも大自然を感じられる絶好のハイキングコース、赤ぼっこと天狗岩。

なかなか本格的な高山まで足を延ばせないような時にはぜひ、都内の低山ハイクにも挑戦してみてはいかがでしょうか?

タクロスは あかぼっこ・てんぐいわ・ようがいやま・あたごやまとざんの きじを とうこうした!

1ポイントの けいけんちを かくとく!

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