春から映像業界で働く新社会人へ! 憶えておいて損はない業界用語BEST10!

雑記
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こんにちは! 業界歴もすっかり長くなってしまった、タクロス(@KTacross)です。

春ですよ! 新人が入社してくる季節ですよ!

何年も映像業界で働くおじさん達も、この時期はどんな新人が入社してくるのか、内心楽しみにしているんです。

そこで今日は4月に映像業界に飛び込む予定の新社会人のために、憶えておいて損はない業界用語ベスト10をご紹介します!

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映像業界で使う業界用語ベスト10

僕は学生時代から都内のテレビ番組関連会社でアルバイトとして働き出し、就職後も映像関連の仕事をしています。業界歴は合わせて15年(!)。

今回ご紹介する業界用語は、そんな僕が特に使用頻度の高いものだと感じたものです。

これを憶えて、入社後さっそく使ってデキる新人(笑)を気取りましょう!

第10位「ターハイ」

「いっぱいいっぱい」の意味でベテランがよく使う業界用語。

スケジュールがターハイ、VTR尺(時間)がターハイ、といった使い方をします。

もとは麻雀用語の「多牌」から来た言葉のようです。

第9位「板付き」

撮影を開始する時点で、役者が画面の中にいる状態のこと。

カチンコなど、アクションの合図とともに演技を始めます。

転じて、スーパー(字幕/テロップ)をカットの最初から入れておくという意味でも使われます。

第8位「テレコ」

あべこべ、逆さまの意味。

映像業界ではちょっとした手違いが命取り。

僕は完パケとクリーンのテープをテレコ(逆)にデッキに入れてしまい、お客さんのデータを消失してしまった苦い過去があります。

新人のうちは特に、間違いがないようひとつひとつの確認を怠らないようにしましょう。

第7位「バキ打ち」

バキバキに打つ=厳しく指導すること。

パワハラなど世間では色々言われていますが、新人の成長のため、時には厳しく指導しなければならない時もあります。

バキ打ちに逢ってもめげることなく、次のチャンスに繋げるよう頑張りましょう。

なお、稀に「あいつのことバキ打ちしてやったぜ!」などと誇らしげに語る老害おじさんがいるので、そういう人とはある程度距離をとったほうがいいかもしれません…。

第6位「ハケる」

片付けること。撤収すること。

また、画面に人や余計なものが映り込まないように移動する・どいてもらうことも指します。

「人ハケして来い!」と言われても、「人は消してこい」という意味ではないのでびっくりしないで下さいね!

第5位「オフライン」「オンライン」

テレビ番組の場合は、撮影したあとも多くの作業が残っています。ざっくり説明すると、

  • ディレクターが番組全体の時間に合わせて素材を編集した状態のものを「オフライン」
  • ポスプロなどで色味を調整し、CGを入れたものを「クリーン」または「白」
  • 音効さんが作った音楽や効果音と素材の音を調整する作業を「MA」
  • テロップなどを入れ、MAされた音を付けてオンエアに出せる状態にしたものを「完パケ」

ディレクターがポスプロ作業までに用意する編集した映像のことを「オフライン」、そこからポスプロでの作業を「オンライン」と言います。

ディレクターがオフラインを上げてくれないとポスプロ作業に入れず、ADさんは板挟みの中で右往左往することになります。

映像業界はカタカナ言葉が多く最初は苦労すると思いますが、3年もすれば自然と憶えますので、最初は頑張って意識して憶えるようにするとあとが楽になります。

第4位「スーパー」

スーパーインポーズ(複数のものを重ねる)の略で、映像に文字などを重ねることなんですが、現在は完パケ作業に必要な画像データのことを指すことが多いです。

単にテロップと呼ぶ人もいますが、背景に重ねるCGなどもスーパーという扱いになったりするので、現場で臨機応変に対処していきましょう。

「パースーヤーハー!」と言われたら、スーパーを早く入れろ!という意味ですw

第3位「てっぺん」

時計の針がてっぺんに来る時間、24時のことです。

終電が無くなっても映像制作の作業は続きます。

ナレーション撮りなどのタイミングで、秒針が12を指すタイミングのことをてっぺんと言うこともあります。

ちなみにそのまま徹夜で次の日の作業開始時間になってしまうことを「つながる」と言いますw

第2位「バミる」

演劇用語で、役者の立ち位置を予めテープなどで目印をつけておくこと。

転じて、取材先の許可や役者のスケジュールを押さえること、飲み会の場所取りなどの際にも使われます。

漢字にすると「場見る」で、下見という意味合い。使用頻度は非常に高いので最初に憶えましょう。

第1位「完パケ」

完全パッケージ。納品する最終形態のもののことを指します。

テレビでも映画でもCMでも、納品する映像は全てこの完パケのためにあります。

完パケからスーパーを消し、音情報をチャンネル分けしてあとから修正に使えるようにしたものをクリーン、または白と呼びます。

完パケと白は対になるもので、映像内容や編集タイミングが一致していなければなりません。

完パケが納品されてチェックが済むと、ようやく長かった制作作業も終了です。

お疲れ様でした!

まとめ

カーディガンおじさんは数年に一度リアルで見ます

いかがでしたか?

ここでご紹介したのは僕が個人的によく使う業界用語で、実際には何百、何千という用語を入社から何年もかけて憶えていかなければなりません。

業界歴15年の僕でさえ、最近知った業界用語があるくらいです。

また、地方や放送局、映画やCMやアニメなど、それぞれで若干用語の使い方が違ったりもします。

「ブログに書いてあったこととと違うじゃねーか!」と思わず、方言のようなものとして受け止めて貰えれば幸いです。

4月から新入社員の皆さんが、少しでも不安なく新生活を始められることを願っています!

  

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