こんにちは! 遅めのGW休みで家族で石川県に旅行に来ているタクロス(@KTacross)です!
今回は中央道で長野県の松本まで進み、上高地などのある峠を抜けて高山に出て、中部縦貫自動車道で金沢に抜けるコースをとりました。
実は途中の飛騨高山は、僕が将来仕事を退職したら移り住みたい町のひとつなんです。
1. 飛騨高山はこんな街

岐阜県北部の主要都市・高山市は人口9万人ほどの小都市ですが、その面積はなんと全国一。
その多くを飛騨山脈を中心とした山岳地帯が占めており、古くから飛騨地方の中心地として栄え、昔ながらの建築が多く残ることから飛騨の小京都とも呼ばれているそうです。

僕が高山市に憧れるのは北アルプスの錚々たる山々(穂高岳、槍ヶ岳、黒部五郎岳etc…)の登山口としての重要な拠点であることや、一見山深い田舎のようであって歴史ある建造物の残る観光地であることもそうですが、なんといっても大好きなミステリー作家・米澤穂信の出身地であることと、その代表作でアニメも人気の高い「氷菓」の舞台であることです。
アニメが放映されてから早いもので7年もの月日が経ちましたが、今も続編が待ち望まれているほど評価の高い「氷菓」(※ダジャレのつもりはありませんw)。
作者の出身校であり「氷菓」の主人公らが通う高校のモデルになった斐太高校は、90年代のドラマで有名になった「白線流し」が行われる高校でもあります。
もっと最近では映画「君の名は。」で主人公の実家である神社のモデルが高山市内の日枝神社といわれており、「氷菓」ともどもアニメ好きとしては外せない聖地となっています。

2. 懐かしの「ひだラーメン」を求めて
僕が高山市に愛着を感じる理由がもう一つあります。
僕は秋田県出身なのですが、高校時代に友人と足繁く通ったラーメン店がありました。
そのラーメン店の名前は、「ひだラーメン」。
飛騨でラーメンの修行をした店主が大館市で開業したお店で、連日行列のできる人気店だったのですが、僕が高校を卒業し上京している間に閉店してしまいました。

今でも秋田県で復活を心待ちにしているファンが多くいる飛騨ラーメンですが、高山に行けばあの懐かしい味をもう一度楽しめるのではないか…!?
大館市出身の妻(同じ高校出身)と共に、高山市を訪れたら必ずラーメンを食べようと前々から決めていたのでした。
3. 三度目の高山訪問でラーメンは食べられるのか
実は僕が高山市を訪れるのはこれが3回目です。

1度目は2016年、バイクで能登半島を旅行した帰りに立ち寄り、「氷菓」の聖地を見て回りました。(過密日程だったためラーメンは食べられず)
2度目は2017年、新穂高温泉から往復で槍ヶ岳に登頂。帰りに平湯温泉に入浴しましたが、高山市内には立ち寄りませんでした。

3度目の今回は、家族全員では初めてとなる高山訪問。
しかし金曜に子供達の学校が終わってから出発したため、到着したのは「君の名は。」で言うところの”片割れ時”である午後7時過ぎ。

周囲はまもなく夜を迎えようとしている時でした。

地方都市ということもあってか、商店街は殆どがシャッターの閉ざされた後。
しかし外国人旅行客など周囲を散策する観光客は少なからずおり、ラーメン店も数件が営業を続けていました。
今回僕たち一家が入店したのは、商店街から一本裏に入った通りにある「桔梗屋」というお店。

高山ラーメンの中でも人気のお店らしく、持ち帰り用のラーメンも販売されています。
少し遅い時間だったこともあってか、店内には僕ら家族以外客の姿はありませんでした。

長い距離を運転してきて、お腹はペコペコ。
ほどなくラーメンが着丼します。今回は普通のラーメンを注文しました。

高校時代食べていたラーメンと同じ味なのか…?
妻と共に期待をしながら麺を口に運びます。

麺は一般的な中華そばに近い、細めの縮れ麺。
大館のひだラーメンはもっと太麺だったような気がしますが、魚介系のスープはあの頃食べていたものに近い味でした。
そして驚いたのがチャーシュー!

大館のひだラーメンと全くと言っていいほど同じ味でした!
店長が飛騨で修行していたというのは、本当だった!!!(失礼)
こんなことならケチらないでチャーシューメンにすれば良かった…などと妻と話しながら、あっという間に完食。

ダシの効いたあっさりスープも完全に飲み干してしまいました。
スープとタレを分けて作らない、独特の製法が旨味を引き立てる高山ラーメン。
また来る時はぜひ食べたい、僕にとっては懐かしい味でした。
4. まとめ
いかがでしたか?

今回は遅めの到着ということもあり、氷菓の聖地巡礼含め市内の観光は殆どできませんでしたが、商店街のメインストリートから一本入ったところではでこなる横丁なる屋台村が営業していたり、昼とはまた違った楽しみもありそうな高山市中心地。
放映からだいぶ日の経った「氷菓」ですが、今でも聖地巡礼を狙っての町おこしは続いており、ラーメン店では無料のパンフレットを手に入れることができました!

到着が遅れたため、このパンフレットで紹介されている街並を練り歩いたり、「氷菓」で千反田えるが飲んだウインナーココアを出す喫茶店・バグパイプを訪れることは叶いませんでしたので、次回高山市を訪れる際は是非営業時間内に到着したいところ。

高山市で不動産を検索すると300万円前後から戸建物件が見つかったり、それこそアニメにでも出てきそうな山間の古民家が売りに出されていたりで、ますます僕の移住欲を刺激してきます。
しかし豪雪地であることや近隣に大都市が無いことなど、観光と住むのとでは事情が違うんだろうとも思います(今回富山側に抜ける途中で通行禁止になっている道があり苦労しました)。
地元住民は代々、厳しい自然の中でさまざまな苦労をしながらも、美しい高山の街を守り受け継いで来たのでしょう。
今回の旅行の帰り道は別のルートをとるので、次回高山市に行けるのがいつになるのか分かりませんが、やり残したこともあることだし、近いうちに訪れるであろうその日を楽しみにしたいと思います。
白川郷と合わせて、一度冬に行ってみるのも、趣が感じられるかもしれません!
タクロスは ひだたかやまの きじを とうこうした!
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