リアルクエスト金峰山 初心者でも登れる標高2500m以上の百名山!

旅行・登山
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こんにちは! 梅雨の悪天候続きで日頃のトレーニングをサボりがちなタクロス(@KTacross)です。

6月に入りだいぶ日も長くなりましたが、今月僕はまだ山に登れていません。

というか最近は雨のせいにして週1度くらいしか運動していないので、ハードな山に登れる自信がない!

同じような人はこの時期けっこう多いんじゃないでしょうか?

そんなあなたにもオススメできる山が山梨県にあります。

秩父山塊の名峰、金峰山(きんぷさん)です!

1. 車で2300m地点まで行ける

金峰山 (山梨県・長野県) - Wikipedia

金峰山は山梨県と長野県の県境に位置する標高2,599mの山で、日本百名山の一つ。

山梨県側からは「きんぷさん」と呼びますが、長野県側からは「きんぽうさん」と呼ぶそうです。

Photo by 大輔べ

頂上付近の五丈岩が特徴的で、遠く離れた山からでもその姿を認めることができます。

2600mに迫る標高は秩父の山々の中でもトップクラスですが、6〜11月の間は付近の大弛峠まで車で登ることができ、2300mほどの地点から登山を開始できるため、体力に自信のない方でも比較的気軽に百名山登頂が狙えます。

峠の駐車場から金峰山山頂までは往復約8km、4時間ほどの行程。

6月から林道が通行可能になったのに合わせ、今回登ってみることに決めました!

2. 大弛峠から登山開始!

朝5時に起床して準備をし、家を出たのが6時前。

中央道を飛ばして勝沼ICで降り、曲がりくねった林道を1時間以上走って9時前に大弛峠に到着しました。

標高も2000mを超えたら雲を突き抜けているのではと期待していたのですが、辺りは天気予報の通りあいにくの大雨。

悪天候はある程度覚悟して来たので仕方ありません。雨対策万全で臨みます。

舗装しているのが山梨県側で、砂利道になっている所からは長野県側らしいです。

長野県やる気ないな! 壊れたカラーコーンが放置されてるし!

登山と関係なく峠を越えて砂利道を下っていく車も数台見られました。

生活道路にしてる人もいるんですね…。

既に標高は2300m、持ってきたおやつのポテトチップスの袋もパンパンです!

それと若干の頭痛が! 車で一気に登ってきたため軽い高山病の症状が出ているようです。

気圧に弱いタイプの人は、ここでしばらく体を慣らしてから出発したほうがいいかもしれません。

高山病の症状が軽かったことと、時間が限られていることもあって休憩もほどほどに登山開始!

今日は金峰山に登った後、山梨百名山である隣の国師ヶ岳・秩父山塊最高峰の北奥千丈岳にも登る予定なので、先を急ぎます。

3. 雲の中、まずは朝日岳を目指す

午前9時、大弛峠から登山スタートです。

登山道は金峰山頂まで、迷いようのない一本道となっています。

まずは途中の朝日岳を目指しますが、歩き始めて5分ほどで予想外の展開に。

途中で倒木でもあったのか、迂回路の新ルートを進むことになりました。

作られたばかりというわけでもなさそうでしたが、木の根が露出していて雨の日は滑ります。

雲の中で若干ガスのかかった登山道をひたすら先に進みます。

大弛峠を出て30分後の9:30、朝日峠という開けた場所に出ました。

大弛峠と朝日岳の中間地点という感じでしょうか。

しばらく進むと稜線上に出ましたが、物凄い横風が吹いていました。

景色は全く見えません!

足元に注意しながら先に進みます。

登山開始1時間後の10:00、中間地点の朝日岳到着です。

駐車場からの標高差は200mも無いはずなんですが、途中上り下りがあるため結構登らされた気がします。

眺望は全く望めませんが、あの山が金峰山かな?(途中の鉄山でした)

こんな悪天候にも関わらず大阪から来たというツアー客と一緒になりながら先を目指します。

やはり高齢の登山客が多く、悪天候での登山は危険も伴うと思うのですが、ガイドの方は体力のないおばちゃんたちを置いてさっさと先に行ってしまいました。

「あとどのくらいかな?」「この道で合ってるのかな?」と、地図も熊鈴も持たないおばちゃんたちに質問責めにされ、思いがけなく僕がガイドのように先頭を歩く展開に。

普通ガイドは先頭付近と最後尾に位置してトラブルに対処するものだと思いますが、どうやらガイドは1人しかおらず、「無理なら引き返すように」と告げて先に行ってしまったそうです。

そんなツアー登山、絶対に嫌だ! と思いましたが、最近はそういうものなんですかね?

トムラウシの山岳事故などを知っている身としては、あまりにもリスクが伴う行動だと思うのですが…。

4. 強風の中、金峰山山頂へ

朝日岳から一度下り、そこから30分ほど歩くと森林限界を超えて開けた道になります。

天気がよければ富士山や付近の秩父の山々などを見ながらのトレッキングも楽しめたのでしょうが、今日はずっと雲の中。

木がなくなったことで強風を真横から受け、体がふらつくようになりました。

後ろからついてきたおばちゃんたちもヒーヒー言いながら歩いています。

岩が多くなり、門のようなアーチ状の大岩を潜ると…

登山開始から2時間、11:00に金峰山頂に到着しました!

僕の日本百名山登頂はこれで27座目、山梨百名山登頂は20座目です!

5. 五丈岩登頂にチャレンジ

無事金峰山の登頂を果たしましたが、山頂直下にはこの山のシンボルとも言える五丈岩がそびえ立っています。

雲に覆われ横殴りの強風が打ちつけますが、果たして登り切ることはできるのでしょうか?

Youtubeなどで検索すると、案外簡単に登れたという報告を見つけることができます。

動画だと簡単に登頂を果たしているように見えますが、今日は雨&強風。

ツアー客のおばちゃん達も五丈岩に目もくれず下山していったため、山頂には僕一人しかいません。

万が一滑落でもしたら、今日は誰も助けに来てくれないかもしれない…。

ヘルメットを被り、慎重に歩を進めます。

第一の関門は、写真の赤丸の部分。

足をかける部分が殆どなく、思い切りジャンプしてよじ登らないといけません。

ジャンプする足場の岩が尖っており、登りきれないと着地の際足をくじく可能性があるため、どう登るべきか数分悩みましたが、反対側の岩を蹴って三角跳びをする要領でこの部分はクリアできました。

山頂には携帯の電波がなかったため、Youtubeで登り方を確認することもできず…。

事前に動画を見ていたものの、他の人の登り方ををしっかり暗記して来るべきでした。

第二の関門は、五丈岩の七合目付近とも言える、この部分。

第一関門と同じく足場がなく、苔の生えた濡れた岩は容赦なく滑ります。

しかも岩の隙間から、吹き飛ばされそうな強風が吹き込んできます!

さらに、足場の向こうは吹き抜け状になっており、足を滑らせたら向こう側の斜面に真っ逆さまに落下しかねない、極悪設計!

スーパーマリオのコースにでもありそうな、意地悪なトラップとなっていますが…

ここを登ればてっぺんまであと少し。ここまで来たら登り切りたい!

しかし雨で濡れた岩は想像以上に滑ります。

先ほどのように反動をつける岩もありません。

風はさっきよりも強くなり、容赦なく体を吹き飛ばそうとしてきます。

振り返って金峰山山頂方面。他の登山客の姿はありません。

20分ほどの間、どうやったらこの部分を登ることができるのか、色々試行錯誤しましたが安全策は見出せず…。

万が一の事態だけは避けなければいけませんでしたので、今回はここまでで退散するという判断となりました。

晴れていたら滑らない岩でチャレンジできそうな部分もあっただけに、非常に残念です。

またいつか、今度は天候に恵まれた時に登頂したい!

心残りのある山のほうが、後々記憶には残るものですしね。

6. 暴風の山頂を引き返す

45分ほど五丈岩と格闘しましたがあえなく断念、下山の途につきます。

11:45に山頂出発、登ってきた道をそのまま引き返します。

途中で2人ほどの男性とすれ違いました。

ツアー客とは違って大きなザックを背負っていましたので、縦走中の方だったのかもしれませんね。

悪天候でも一人で山を歩いているのは僕だけではありませんでした。

朝日岳の登り返しに足を攣りそうになりながら、下山を進めます。

こちらのケルンは朝日峠のもの。

ここまで来れば大弛峠まであと30分ほどです。

金峰山頂からおよそ2時間後の13:40、大弛峠まで戻ってきました。

細かい登り下りの連続でしたので、行きと帰りの所要時間がほとんど変わりませんでした。

出発時はツアー客を乗せたワゴン車が2台と僕の車だけでしたが、戻って来ると他にも数台の車が。

大学生グループが付近でテントを張っていました。

さすが百名山、悪天候でもキャンプをする人はいるんですね。

天気のいい休日は駐車場が満車になることも多いようなので、早めの到着をお勧めします!

7. まとめ&次回は隣の国師ヶ岳篇

いかがでしtか?

金峰山は無事登頂を果たしましたが、この日の登山はこれで終わりではありません。

大弛峠を挟んで反対側には、標高2592mで山梨百名山でもある国師ヶ岳と、秩父山塊最高峰である2601mの北奥千丈岳が聳え立っています。

2山登頂でも所用時間は往復2時間ほどと金峰山より近く、途中には夢の庭園とよばれる場所もあるということで、この日は欲張ってもうひと登りする計画です。

相変わらず雨は降り続いていますが、果たして無事に登頂できるのか?

続けて登った国師ヶ岳と北奥千丈岳の記事はこちら↓

  

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