面接官を経験した立場から、新卒採用のコツを考えてみた!

雑記
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こんにちは。先日勤め先の会社の新卒採用に、初めて面接官として参加したタクロス(@KTacross)です。

大学を卒業して新卒で入社して早いもので10年以上が経過し、遂に僕にも面接をする側の順番が回って来たわけですが、今まで採用に関わったことがなかったので、新しい発見が沢山ありました。

そこで今回は、これから採用活動を始める大学生を対象に、面接官は新卒採用希望者のどこを見ているのか、どんなアピールをすれば採用されやすいのかを、僕なりの視点で考察します!

1. 面接をすることになった経緯

僕は映像関係の会社に新卒採用で就職し、転職することなく12年もの月日を過ごしています。

同期や後輩は若いうちから採用面接に関わっていたのですが、僕だけ何年経っても声がかかりませんでした。

昔から採用には興味があったので、去年の夏に部長に「どうして僕は採用に関わらせてもらえないんですか?」と聞いてみました。

部長の返答は「人には向き不向きがある」。適性がないと思われていたようです。

「一度もやったことないのに適性がないってどうして分かるんですか!?」と食い下がったところ、渋々ながら今回の採用に僕を推してくれたという経緯です。

…まあ、僕は見た目がさわやかなタイプではないし、学生には受けが悪そうですからね。

とにかく採用に関わらせてもらうことになったので、前日までに配られたエントリーシートにくまなく目を通し、会社の採用ページもしっかりチェックして当日を迎えました。

相手は人生を賭けて面接に挑んでくるわけですから、失礼があってはいけないと思いまして…。

2. いざ面接開始!

弊社が行った面接は採用希望者1名に対し、面接官が複数人という個人面談形式。

僕は部署も業種も違う人と一緒に、一日で25人の面接に臨みました。

実際に面接を行って分かったことは、いくら事前にエントリーシートを読み込んでいても、15人以上を繰り返し面接していると誰が誰だか分からなくなるということ。

エントリーシートに特徴的なことを書いているか、見た目や話し方のインパクトがないと、なかなか記憶に残るのは難しいと感じました。

3. こんな面接アピールはNG!

業種によって判断基準は異なると思いますが、僕が面接をして気を付けるべきだと感じたのは次のようなものです。

学生目線の考え方はNG

学生なのだから学生の立場からの考えはあるでしょうが、たいていの企業は学生に言われるまでもなく、自社商品の販売対象はリサーチ済みです。

全世代から見た学生の割合や、商品購買力という点で考えると、残念ながら学生は優先されるべき対象ではない場合が殆どです。

「もっと学生に受ける商品を開発すべきです」といった意見は「何もわかっていないな」という印象を持たれやすいので、要注意です。

外国語・プログラムが得意

今時の学生は高確率で語学やプログラムが得意です。

あなたは本当に自信があるのかも知れませんが、面接の場でその実力を見せつける時間は用意されていませんし、同じアピールをする人が数人いた時点で個性は埋没してしまいます。

履歴書の資格部分に「TOEIC 〇〇点」「〇〇の資格あり」などと書くだけでアピールは十分です。

面接の場はもっと記憶に残る話題で印象付けましょう。

海外にはみんな行っている

ボランティア活動でカンボジアに行きました、語学留学のためオーストラリアに行きました。

20人も面接していると何人かは海外渡航先が被ります。

カンボジアに行ってるの3人目かよ! …となると、全く記憶に残らなくなってしまいます。

海外経験を語るなら、誰とも被らない国での、誰とも被らない経験談が必要ではないかと思います。

サークルでの活動、バイトでの活躍は埋没する

数百人のサークルで副部長でした、バイトリーダーで店の経営を実質担っていました。

相手面接官は企業で何十年も戦い抜いて来た人間です。

それこそ何百人何千人の社員・顧客とやりとりした後で、あなたの前に座っています。

余程目立った活動でもなければ、たかがサークル・たかがバイトの域を出ません。

正しい答えではなく、記憶に残る答え

僕の会社は映像業界なので、「テレビとネット動画で違うと思うことは何ですか?」という質問は何度も学生に問いかけました。

たいていの学生は「ネット動画は好きなものしか見ませんが、テレビは自分で選べないので求めていない映像も見ることになり、新しい世界が広がる」といったもの。

しかし、一日に一体何人が同じような回答をしたことでしょう。

語学や留学経験もそうでしたが、「またか」と思われたら面接は終了です。

「ネット動画の方が友達っぽい」とか、特異な回答をしてくれた人の方が記憶に残ります。

即戦力より、柔軟に働いてくれそうな人を見ている

学生時代に自慢できるような実績や受賞歴があっても、それが即その会社で売り上げに繋がるわけではありません。

会社は体力や愛嬌などを含め、長く元気に働いてくれる新人を求めています。

希望の部署に配属されなければすぐ辞めそうな人や、器用にすぐ転職できそうな人は能力が高そうでも採用すべきか考えてしまいます。

新しい風を呼び込んですぐ巣立つのも歓迎なベンチャー企業などは、考え方も違うのかもしれませんが…。

4. まとめ

いかがでしたか?

あくまで僕の主観が入った採用条件ですし、企業の風土によっても採用基準は異なると思います。

ただ、元気で長く働いてくれる新人を求めている企業は多いのではないかと思ったので、その基準でどんな就職活動を行うべきか、僕なりに考えたものです。

僕も学生時代は就職活動でなかなか内定を貰えず、自分が世界に認めてもらえない惨めな存在に感じたこともありましたが、辛抱強く面接を続けた結果、多少は満足できる会社に就職できました。

今後の就職活動に、少しでも参考になるようでしたら幸いです。

  

  

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