こんにちは! 寒さが身に染みる季節になってきましたが、それでも懲りずにキャンプを続けているタクロス(@KTacross)です!

例年ならキャンパーも減ってくる季節ですが、今年は流行語にソロキャンプが選ばれるなど空前のキャンプブームのため、普段よく行く無料の河川敷野営地は12月になっても人と車で満員です。
せっかく都会を離れて自然を満喫しようとキャンプに来たのに、往復の渋滞に巻き込まれ、到着したらテントを張るスペースもなく、夜はDQNの騒音に悩まされ…。
もう嫌だ! 誰もいない山奥で一人でキャンプしたい!
そこで関東近郊であまり知られていない、人がいなそうなキャンプ場を探したところ見つけたのが、今回ご紹介する大倉高原山の家キャンプ場です。
1. 大倉高原山の家キャンプ場とは
大倉高原山の家キャンプ場は神奈川県秦野市の日本百名山・丹沢山中にある無料のキャンプ場です。
関東の登山者に抜群の人気を誇る、秦野市大倉から塔ノ岳を目指す通称”バカ尾根”。
大倉バス停・駐車場から1時間弱登ったところに今回のキャンプ場はあります。
以前は大倉高原山の家という山小屋がありましたが、再整備のため2017年で閉鎖。
しかし裏手のキャンプ場は自己責任での利用が認められており、現在丹沢山塊内では唯一公式に無料で宿泊できるキャンプ場となっています。
2. 表丹沢県民の森駐車場からキャンプ場を目指す
一般的なアクセスは大倉の有料駐車場に車を停めてのアクセスとなるのですが、僕は以前丹沢山塊のひとつ鍋割山に登る際、表丹沢県民の森駐車場という無料の駐車場に車を停めたことがありまして、せっかくキャンプ場も無料なのだから駐車場も無料に済まそう!ということになりました。

細い林道を進んだ先にあるこの駐車場、神奈川県内なのに僕の持つSoftbankのiPhoneの電波は圏外!
しかし大倉の駐車場スタートにするのとさほど距離の差はなさそうでしたので、キャンプの荷物を背負って林道を進みます。

途中、一般車が通行できなくするためのゲートが閉ざされていますが…

このとおり歩行者は脇から通れるようになっていますので、安心してください。

丹沢の紅葉を眺めながら、誰もいない林道をひたすら進みます。

駐車場から40分ほど進むと林道は突如行き止まりになります。

行き止まり地点から50mほど戻ったところの道路脇に赤テープが目印になっていて、そこから急な山道を少し登れば見晴茶屋の直下に出ます。(※他の人のブログに記載があった目印のクーラーボックスは、自分が訪れた2020年12月時点では置かれていませんでしたのでご注意ください)

足場の悪い急坂を少し登ればすぐに建物(見晴茶屋)が見えてきます。

あとは整備された登山道を少し下った分岐を案内板に従って進めばキャンプ場に到着!

途中で一度道を間違えて戻ったりしていますが、時間通り無事に到着することができました。
3. キャンプ場でいろいろ遊んでみた

最寄りの駐車場から50分も荷物を担いで山登りをしなければいけないとあって、平日のこの日は到着時点では誰もおらず、紅葉のキャンプ場を貸切の状態に!
泊まりで登山をする自分のような人間にとっては50分程度の山登りは準備運動のようなものです!
神奈川県内でここまで貸切状態を楽しめるキャンプ地って、他になかなか無いのではないでしょうか?

到着後はすぐにテントの設営を行いました。
今回持ってきたのは先日Amazonのセールで格安で入手した小型ワンポールテント!
TOMOUNT ワンポールテント 1-2人用 軽量1.5KG 簡単設営 通気性抜群 防水 ティピーテント コンパクト 登山 キャンプ用 ソロ ツーリング ピラミッド型 テント

登山用ポールを支柱にすることができるので、荷物が軽量で済むんです!

くつろぐ用のチェアも組み立てると、あっという間に立派なソロキャンプベースが完成。

トイレはキャンプ地から山の家側に坂を少しだけ下ったところにあります。
バイオトイレということで若干の臭いはありますが、山中のトイレとしては十分なもの。

そしてこちらが閉鎖された山の家の廃墟。営業再開が待ち遠しいですね。

そしてこちらが秦野の街を見下ろせる大観望です。
持ってきたドローンを使って空撮もしてみました!
朝から行動を開始したはずが、写真を撮ったりドローンを飛ばしたりしていたらあっという間に昼になってしまったので、このへんで昼食を作ることにします。

いつものレーズンパンとウインナー、目玉焼きという朝食のようなメニュー。
山で食べるものはどうして家で食べるより美味しく感じるんでしょう…。
食事後はお湯を沸かしてコーヒーを淹れます。

誰にも気兼ねしないこの瞬間が一番リラックスできます。ちょっと寒かったけど。
3. 水場はどこに?
コーヒーを飲むために水を使って気付いたんですが、このキャンプ場水場が見当たりません。
閉鎖された山の家前にある蛇口には「台風で壊れました」との表記が。
よく見ると手書きの地図で水場の位置が説明されているようですが…
こんなこともあろうかと、事前に他の人のブログで水場の位置は確認してきています!

来るときに登った見晴茶屋前の急坂を下って林道をしばらく歩けば山の家で記載があった水場があるのですが、キャンプ場からかなり距離があるのと急斜面を下るのが億劫だったので今回はそれより近いほうの、見晴茶屋手前を右に下ったところにある水場を目指しました。

キャンプ場から見晴茶屋まで5分、登山道から水場まで5分といったところでしょうか。
上記ブログでは水はあまりおいしくないということでしたが、飲み比べていないのでわかりませんがそれほど味がまずいとは思いませんでした。
…まぁ樋に苔がいっぱい付いているのは気になりますが、水に入ってくるわけではないので…
一応来る途中に遠いほうの水場も前を通りましたが、かなり距離があるのと林道から外れて水場まで汲みにいくのも少々危険な感じがしたので、キャンプ場利用者は近いほうの水場を利用することをお勧めします。
4. 夜景が素晴らしい
水を汲んで帰ってきたら他の利用者団体が来ていて貸切ではなくなってしまったのと、夜に焚き火しようと重い焚き火台と薪を背負って来たのにここでは焚火が禁止ということを知って若干テンションが下がりました。
まあ周りは落ち葉だらけですしね。焚火禁止は仕方ないですね。
事前情報だとこのキャンプ場、展望台からの夜景が素晴らしいんだとか。
ドローンを飛ばしたりして日が暮れるのを待ちます。
昼も伊豆大島が見えるほどの絶景が広がっていた大観望ですが、日が暮れると…
ご覧のような夜景が広がりました!
これを見るためだけでも宿泊する価値はあるかもしれません!
5. まとめ
いかがでしたか?
駐車場から50分、水場は少し離れていて焚火は禁止という条件ではありますが、厳しい条件だからこそ人ごみに邪魔されない優雅なキャンプが行える大倉高原山の家キャンプ場。
山道を歩くと言っても本格的な登山とは違って登山道も整備されていますし、登山経験がなくても十分辿り着ける距離だと思います。
「もう混雑するキャンプは嫌だ!」という方はぜひ一度訪れてみてください!
タクロスは おおくらこうげんやまのいえ キャンプじょうの きじを とうこうした!
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