リアルクエスト立山三山 最大標高3015mの日本三名山を大縦走!

旅行・登山
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こんにちは! 2020年の夏の思い出に、1泊2日で富山県の立山・剱岳に登頂してきたタクロス(@KTacross)です。

前回は長野県側からロープウェーやトロリーバスを乗り継いで標高2450mの室堂までやって来たところまでを記事にしました。

今回はいよいよ立山登山! 天気もいい感じで素晴らしい山行に期待が膨らみます!

1. 立山とは

立山は富山県にある標高3015mの日本百名山です。

立山 - Wikipedia

奈良の古から富士山・白山と並んで日本三名山・日本三霊山とも呼ばれる立山。

室堂付近から吹き出す火山ガスが地獄の入り口と見立てられ、昔から信仰登山の対象とされてきました。

最もメジャーなのが室堂から一の越を経て山頂に神社のある3003mの雄山までを往復するコースですが、今回は1日目が立山、2日目に剱岳を登頂して室堂に戻るコースをとります。

今日は宿営地である劔沢キャンプ場目指して、立山三山(浄土山・立山・別山)を順番に踏破していく計画を立てました!

2. 室堂から浄土山へ

トロリーバスを降りた室堂駅は既に標高2450m。

建物を出た瞬間雲が晴れ、目の前に雄大な立山連峰が姿を現しました。

まずはここから立山三山の一座目、浄土山を目指して歩を進めていきます。

広大な室堂平は遊歩道が完璧に整備されています。

こちらが江戸時代に建てられたという日本最古の山小屋・室堂。

写真撮影はできませんでしたが、内部は歴史を伝える博物館に改装されていました。

整備された登山道を浄土山方面に進みます。

高低差は300mほどしかないはずですが、下から見るととても高く見えます。

8:55に室堂を出発し、1時間10分後の10:05に浄土山の北峰(2831m)到着。

ガスってて何も見えませんでした。

20分ほど稜線上を歩き、10:25南峰到着。

ついでにすぐ横に現れた龍王岳(2872m)も往復10分で登頂。

登れる山はとりあえず登っておかないと気が済みません!笑

3. 浄土山から雄山へ

ここからは一の越までしばらくの下りとなります。

途中で雲が晴れ、これから登る雄山の姿が現れました。

けっこう登り返すのね…。

浄土山南峰から下ること20分後の11:05、一の越に到着。

日曜日ということもあって室堂から雄山を目指す登山客で大賑わいです!

目指すは標高3003mの雄山山頂。

幼児から老人までさまざまな人が息を切らしながら山頂を目指す列に自分も加わります。

途中で左手に見えてきた室堂と、付近のミクリガ池・ミドリガ池。

登山観光ナビHPより

ミクリガ池は僕の大好きなアニメ・「おおかみこどもの雨と雪」で舞台のモデルとなった池なので、いつか訪れてみたかった場所のひとつです。

明日の剱岳登頂後に付近を通る予定になっているので、それを楽しみに今は山頂を目指します。

浄土山を出発してから1時間15分後の12:00ちょうどに立山三山2座目・雄山山頂に到着!

途中で一瞬晴れたのに、頂上にきたらまたガスで何も見えん!

次の最高峰・大汝山で晴れることに期待しながら先に進むことにします。

4. 雄山から立山最高峰・大汝山へ

雄山を過ぎると登山客の姿は一気に減り、渋滞を気にしなくていい快適なコースに様変わり。

せっかく高い交通費を払って室堂まで来て、みんな立山最高峰を踏まずに帰るの…?

富士山山頂小屋で満足して3776mの剣ヶ峰を踏まずに下山する人が多いのと似た感じですかね。

雄山から歩くことわずか20分後の12:30、今回の登山での最高峰・大汝山山頂に到着。

富山県最高峰で、国内20番目の標高を誇る大汝山山頂ですが、雄山と比べるとなんとも寂しい感じ…。

景色も相変わらずガスに包まれてあまり見えず…。

せめてこれから向かう真砂山や別山で、立山や剱岳の姿を拝みたい…!!

5. 大汝山から真砂山へ

大汝山からは観光地としての雰囲気もだいぶ無くなり、静かで本格的な稜線が続くコースになります。

大汝山から20分ほど進んだところにある小ピーク、富士の折立(2999m)。

明日登る剱岳と同じ標高です。

頂上から伸ばした手の部分は3000mを超えています!w

さらに進むと岩の多かったここまでの道とは一変し、細かい砂利が敷き詰められた稜線へ。

大汝山頂出発から1時間後の13:30、本日7つ目のピーク・真砂山(2861m)山頂到着です。

山頂から下を覗くと8月末だというのに溶け残った雪渓が。

実はこれ、日本で7か所しか認定されていない氷河のひとつ、内蔵助氷河とのこと。

ヒマラヤなどの氷河に比べると随分小規模な感じでしたが、これでも深いところには数万年前の雪が閉じ込められているそうですよ。

6. 真砂山から別山へ

真砂山からは本日最後のピークとなる別山を目指します。

今日宿泊する劔沢キャンプ場は別山のすぐ麓に位置し、剱岳を眺めるには最高のロケーションだとか。

今日何度目かわからない登り返しを頑張って進みます。

宿泊のための寝袋や食糧を詰め込んだいつもの日帰り登山よりだいぶ大きなザックを背負っているので、さすがに足が疲れ始めています。

真砂岳を出発して1時間後の15:30、別山の南峰(2874m)に到着。

目の前に剱岳が少しだけ姿を現しました!

すぐ隣の北峰(2880m)にももちろん登頂。

ツンデレの剱岳ちゃんは恥ずかしがってなかなか全身を現してくれません。

明日登頂するまでに一度でいいから姿を見せてくれ…!!

7. 別山から劔沢キャンプ場へ

別山南峰に戻ると、目下に本日の宿営地・劔沢キャンプ場のテントが見えてきました。

あとは下っていくだけで今日の行程は終了です。

だいぶ足に疲れが溜まっているので転倒に注意しながらゆっくりと急坂を下っていきます。

別山南峰を降り始めて40分後の15:30、室堂を出発して8時間半で劔沢キャンプ場に到着です。

周囲を3000mに迫る高峰に囲まれた劔沢キャンプ場。

コロナの影響か、思っていたよりはテントの宿泊客は少ない印象でした。

今日はここをキャンプ地とする!

いつものスーパーライトツェルトをトレッキングポールを使って建て、マイアジト完成。

晩御飯は2合持ってきた米を焚き、レトルトカレーで食します。

残ったご飯は明日の朝食でお茶漬けにするのが、僕のいつものパターン。

北アルプスの天然水をこれでもかというくらい飲んだので、夜トイレに行きたくなって大変でしたw

トイレも汲み取り式とバイオトイレがあり、よく整備されています。

キャンプ場から少し下ったところにある劔沢小屋に向かいます。

小屋ではTシャツや手拭い、バッヂなどが販売されていました。

事前に雑誌で見てぜひ手に入れたかった剱岳の手拭いとバッヂを無事ゲット!

日没を迎え劔沢キャンプ場には明かりが灯り始めました。

日が沈む直前、テントを出ると綺麗に雲が晴れた剱岳の姿が!

ああ、これを見るためにここまでにやって来た…!

ツンデレ剱岳ちゃんも、ようやく僕に心を開いてくれた瞬間でした。

明日は絶対あのてっぺんに立ってやる!

8. まとめ

いかがでしたか?

今回は全体的にガスがかかっていて常に景色を楽しめる状態ではありませんでしたが、ときどき気紛れのように姿を表す山々の雄大さに感動しながら、一度も転倒することなく予定通りに安全に一日目の行程を踏破することができました。

明日はいよいよ長年の憧れだった剱岳に挑みます!

長い帰り道と16時室堂発の最終バスに間に合わせるべく、明日は夜明け前の3時半起床4時半出発の予定。

食事を済ましてシュラフに包まると、今日の疲れが出たのかあっという間に眠りに落ちてしまい、夜のキャンプ場の雰囲気を味わう余裕もありませんでしたとさ。

翌日の剱岳登頂に続く!

タクロスは たてやまとざんの きじを とうこうした!

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