こんにちは! 今年最後の夏の思い出に、かねてから登頂を志していた富山県の立山・剱岳を周遊してきたタクロス(@KTacross)です。

1泊2日の日程で、長野県側からバスやケーブルカーなど交通機関をいくつも乗り継いで立山の登山口を目指しました。

途中には日本最大級のダム・黒部ダムを渡る遊歩道があったりと、山に登らなくても感動的な観光地となっていましたので、今回は麓の扇沢から登山口の室堂までの観光スポットをご紹介します!
1. 扇沢から電気バスで関電トンネルを抜ける
深夜に車で到着したのは長野県・大町市の扇沢バスターミナル。

施設直下の舗装された駐車場は有料ですが、少し下ったところには未舗装の無料駐車場があり、今回はそちらに車を停めることができました。
例年なら夏場の週末は登山客・観光客で溢れかえり、無料駐車場はほぼ満車になっていたようですが、今年は新型コロナウイルスの影響か駐車場にはかなり余裕がありました。

まずはここ扇沢駅から関電トンネルを電気バスで黒部ダムに向かいます。

この電気バスは2019年に導入されたばかり!

出発すると電気自動車特有の静かでパワーのある走りで、長いトンネルをどんどん進みます。

途中ではトンネル工事の際大量の地下水が湧き出して作業員を苦しませた破砕帯などが説明され、当時の難工事を伝えるものとなっていました。

10分ほどの乗車で黒部ダム駅に到着。

徒歩でトンネルを3分ほど進むと…

目の前に巨大なダムが姿を表しました!
2. 黒部ダムからケーブルカーで黒部平へ
黒部ダムではちょうど放水が行われていて、大量の水が吹き出しているのを見ることができました。
ここから下まで高低差は何mあるんだろう…。

こんな山奥に巨大なダムを建設した当時の技術の高さには感服するばかりです。

ダム上の遊歩道を歩いて反対側の黒部湖駅を目指します。

ちなみに観光事務所でダムカードを貰おうとしたのですが、現在はコロナ対応のためカードの配布は行っていないとのことでした…。

バスを降りてから15分ほど歩き、ケーブルカー黒部湖駅に到着。

ここからは地下ケーブルカーを使って黒部平駅に進んでいきます。

乗車時間わずか5分ほどで黒部平駅に到着。
3. ロープウェーで大観峰駅へ

ここからはロープウェーを利用して一気に高度を上げ、トロリーバス乗場のある大観峰駅を目指します。

コロナ対策のためロープウェーの窓は開放されていて、出発するとひんやりとした風が車内に入り込んできます。

反対側を見ると一瞬だけガスが晴れ、先程歩いた黒部湖と針ノ木岳が見えました!

7分ほどで大観峰駅に到着。
歩いて山を登るのは大変ですが、交通機関を使えばあっという間ですね。

展望台がありましたが、ガスがかかっていて景色を楽しむことはできませんでした。
4. 日本唯一のトロリーバスに乗って室堂駅へ
ここからはトロリーバスという、バスの屋根に電車のパンタグラフが付いていて電力で走る乗り物で標高2450mの終点・室堂駅を目指します。

この聞き慣れないトロリーバスという乗り物、日本では現在この大観峰-室堂間にしか存在しません。(2018年までは先ほど乗ってきた電気バスの区間がトロリーバスでした)

出発すると電気バスに負けないくらいの馬力で急坂のトンネルを高速で進んでいきました。

乗車から10分、扇沢を出発して待ち時間を含め1時間ほどで標高2450mの室堂バスターミナルに到着しました!

目の前に広がるのは室堂平、そしてこれから目指す立山連峰!
ここに来るまではなかなか天候に恵まれませんでしたが、駅を出た一瞬だけ雲が晴れ、その全容を写真に収めることができました!
ここから始まる山行に期待せずにはいられない、素晴らしいスタートとなりました。
5. まとめ
いかがでしたか?

今回の記事はここまでで、次回はいよいよ標高3015mの日本百名山・立山に登っていきます!

扇沢から室堂まで4種類の乗り物を乗り継いで来た料金は片道5,960円、往復9210円。
ホテルに泊まれるほどの金額ですが、ここまで歩いて登ってくる労力を考えたら経済的とも言えるでしょうか…?

富山側からでしたらバスとケーブルカーでもう少し安く到達することができますので、どちら側からアクセスするかは予算や出発地を考慮しながら検討しましょう。

ちなみにGW頃ニュースなどで見かける、道路の脇に高い雪の壁が立ちはだかっているルートは富山県側からのコースです。
僕は今回長野側からのアクセスでしたが、いつかまた立山を訪れる時はぜひ登山側からアプローチしてみたいですね。
次回はいよいよ日本百名山・立山登頂についての記事を投稿します。お楽しみに!
タクロスは たてやまくろべアルペンルートの きじを とうこうした!
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