リアルクエスト鷲羽岳・水晶岳 北アルプスの奥地を目指す2日目!

旅行・登山
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こんにちは! 緊急事態宣言の出る前の7月に北アルプスの奥地、鷲羽岳・水晶岳・黒部五郎岳に登頂して来たタクロス(@KTacross)です。

1日目の双六岳・三俣蓮華岳に続き、2日目は日本百名山の鷲羽岳・水晶岳にアタックします!

☆本日の行程と所要時間
0440三又山荘-0540鷲羽岳-0610ワリモ岳-0700水晶小屋-0735水晶岳山頂(休憩10分)-0815水晶小屋-0905ワリモ岳-0940鷲羽岳-1030三又山荘(休憩1時間)-1345黒部五郎小舎

1. 鷲羽岳・水晶岳(黒岳)とは

鷲羽岳は長野県と富山県に跨る標高2,924mの日本百名山です。

鷲羽岳 - Wikipedia
Wikipediaより

日帰りで登頂するのはよほどの健脚者でなければ難しい、北アルプスの奥地に位置します。

鷲が羽を拡げているような山容からその山名がつけられたとも言われているように、その雄大な姿は初めて目にした時から僕の心を掴んで離しませんでした。

2017年の槍ヶ岳登山の帰りに双六小屋から鷲羽岳を眺め登頂を誓って以来、4年越しのチャレンジとなります。

さらにその鷲羽岳を越えた先、北アルプスの最奥部と言ってもいい場所に聳える日本百名山が、水晶岳です。

水晶岳 - Wikipedia
Wikipediaより

日本百名山では「黒岳」という名前で紹介されている標高2,986mのこの山は、今回の山行での最高峰となります!

その名の通り山頂部では水晶が採れるということですが、本当に水晶には出会えるんでしょうか…?

2. 三俣山荘から鷲羽岳へ

雨の続いた1日目ですが、2日目も天候はあまり優れなかったため、夜明けと同時の朝4:40に三俣山荘を出発しました!

山頂まで一気に急坂を登りますが、早速周囲はガスに包まれてしまいました…。

岩でガラガラの斜面を一歩一歩登っていきます。

三俣山荘を出発して1時間後の5:40、山頂に到着!

視界、ゼロ!

山頂直下には鷲羽池という美しい池も見えるはずでしたが、ガスに包まれて何も見えませんでした。

水晶岳登頂後にまたここに戻ってくる予定でしたので、その時は見られることを祈り、先に進みます。

3. 鷲羽岳から水晶小屋へ

鷲羽岳から水晶岳へは一度登山道を下り、ワリモ岳と水晶小屋を経て山頂へと向かいます。

雨こそ降っていませんが周囲は完全にガスの中。道に迷わないよう気をつけながら先に進みます。

鷲羽岳山頂から30分でワリモ岳に到着。登り返しがきつい。

たまにガスがふっと晴れて、これからの道程を表してくれます。

標高2600m超の稜線歩き、晴れていたらさぞ雄大な風景だったことでしょう…。

登山道の脇には小さな池や高山植物の群生する高原が。

こういう景色を眺めながらゆっくり散策するのも登山の醍醐味なのですが、今回はそれもあまり満喫することはできず…。

出発から2時間20分後の7:00、水晶小屋に到着しました。

こんな奥地にも山小屋があるなんて、よく考えると凄いことですよね!

4. 水晶小屋から水晶岳山頂へ

周囲は相変わらずガスに包まれていますが、ここからは急な上りも終わって稜線を山頂に向かって進みます。…と!

ここでライチョウと、生まれたばかりと思われる黄色いヒナの親子を発見!

こんなに幼いヒナを見ることができたのは初めてです!

手を伸ばせば触れそうな距離まで近づいても警戒心を見せないライチョウの親子たち。

ガスだらけの山行の中、ひとときの癒しとなりました。

ライチョウ親子と別れると、山頂直下は再び険しい登りとなります。

山頂直下には噂通り、水晶の含まれた岩が現れはじめました!

ほんとうに山頂直下だけに見られる水晶でしたので、いい目印となりますね。

三俣山荘を出発して3時間、午前7:35にようやく…

標高2,986m・今回最高峰となる水晶岳(黒岳)山頂に到着です!

…何も見えねえ!

5. 水晶岳から三俣山荘に戻る

晴れていたら野口五郎岳や薬師岳など、北アルプス奥地の山々が望めるはずでしたが周囲はご覧のありさまでした。

残念ですが梅雨の中の山行でしたので仕方ありません。

またいつか天気の良い日に再訪できることを祈って、三俣山荘へ向かい折り返しました。

水晶小屋を過ぎ…

鷲羽岳を反対側から登り返します。

一瞬、雲の晴れた東側には燕岳と燕山荘の姿が! おととし登ったなぁ。

鷲羽岳山頂直下で振り返ると、水晶岳方面の雲も一瞬晴れて歩いてきた道が姿を現しました!

思えばすいぶん歩いて来たもんだ。

水晶岳山頂を発って2時間後の9:40、本日2度目の鷲羽岳登頂!

鷲羽池は見えるか…?

見えた! 奇跡が起きました!!

本当に数十秒ほどの間のみ、鷲羽岳山頂直下の鷲羽池がその姿を現してくれました。

これが見たくてここまで頑張って登ってきたんです…!!

視線を西に送ると昨日泊まった三俣山荘と、三俣蓮華岳の膨大な山容が見てとれるように。

やはりここまで奥山に来ると、スケールも半端じゃありません!!

朝に出発してから6時間後の10:30、三俣山荘に戻ってくることができました。

デポしていた荷物を受け取り、休憩と昼食を済まして次は黒部五郎岳へ向かいます。

6. 三俣山荘から黒部五郎小舎へ

三俣山荘に別れを告げ、まだ雪の残る巻道を通って今回3座目の日本百名山となる黒部五郎岳へ向かいます。

振り返るとさっき登った鷲羽岳の雲が晴れ、僕を見送ってくれました。

ありがとう! 次はもっと天気のいい時に来るね!

雨のため登山道が沢のようになった中を登ったり下ったりしながら先へ進みます。

ここでまた激しい雷雨が! 昨日よりだいぶ早い! 急いで先へ進みます。

坂を下った先には本日テント泊する黒部五郎小舎が見えてきました!

雷雨が去ると、雲の向こうには巨大な黒部五郎岳の姿が現れました!

ずぶ濡れになりながらも三俣山荘を出発して3時間後の13:40、黒部五郎小舎に到着しました!

悪天候のせいもあってかキャンプ場を利用していたのは僕だけの貸切でした!

使用したのはいつもお世話になっている、軽量&高性能のアライスーパーライトツェルトです!

中を撮り忘れましたが晩御飯は麻婆春雨丼でした!

山奥で自分で炊いて食べるご飯はいつ食べても格別ですね!

7. まとめ

いかがでしたか?

本当はこの日のうちに黒部五郎岳にも登頂する予定だったのですが、雷雨のため翌日に予定を変更しました。

おかげで2日目はゆっくり休息をとることができ、翌日の山行も体力に余裕を持って行うことができました。

ロングトレイルの場合は特に、日程に余裕を持った計画を立てることが必要ですね。

本日の行程グラフ

さて、明日はいよいよ黒部五郎岳への登頂、そしてここまで歩いて来た道を引き返して新穂高温泉の駐車場まで戻ります。

明日も20kmに迫る歩行距離が予定されていますので、気をつけて行ってきたいと思います!

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