リアルクエスト焼岳 北アルプス唯一の活火山に日帰り登頂!

旅行・登山
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こんにちは! 今年も夏山シーズンに向けて山で体を慣らし始めたタクロス(@KTacross)です!

冬の間に怠けて弛んだ身体をトレーニングし直すこの季節の登山はいつもハードな思いをしているのですが、この時期に身体を慣らしておかないと1年の登山行がしんどいものになってしまうので、春先から低い山を徐々に登って徐々にステップアップしていくのが僕の毎年のルーティンとなっています。

6月となり身体も徐々に出来上がってきたので、梅雨の合間を狙って北アルプスの日本百名山・焼岳に登頂してきました!

1. 焼岳とは

焼岳(やけだけ)は長野県と岐阜県の県境に跨る標高2,455mの日本百名山です。

焼岳 - Wikipedia

深田久弥は著書・日本百名山の中で焼岳のことを以下のように記しています。

焼岳は附近の群雄に比べたら、取るに足らぬ小兵かもしれぬ。だがこの小兵は他に見られぬ独自性を持っている。

穂高岳や笠ヶ岳といった日本でも有数の高い山に囲まれた中で小兵という表現をしていますが、標高2,455mは北海道・東北・西日本・四国九州のどこよりも高く、また北アルプスでは珍しい活火山として今も硫黄の噴出を続けている活火山でもあります。

今年の夏は3000mを超える日本アルプス登頂を目標にしているため、今回の焼岳はちょうどいい登山のトレーニングになると考え、日帰りでの登山を計画しました!

2. 新中の湯温泉登山口から登山スタート!

焼岳の主要登山ルートの起点となる上高地は環境保護のため自家用車・バイクでの進入は禁止されており、15km以上下った沢渡地区の有料駐車場や岐阜県側の平湯温泉からシャトルバスを利用してやって来なければなりません。

マイカー・観光バス規制について
上高地へは年間を通してマイカーでは入れません。観光バス・マイクロバスにも 「観光バス乗り入れ規制日」があります。

登山にできる限りお金をかけたくない僕は、お金がかかる上高地に今まで入ったことがなかったのですが、ネットで調べたところ、もっと近くに無料で駐車できる場所があるということが分かりました。

それが今回スタート地点とした新中の湯ルート登山口の駐車スペースです!

ここからならお金をかけず徒歩で上高地までアクセスできるし、焼岳はもちろん穂高岳や北アルプスの山々にもアタックできます!

…ということで、穂高岳未登頂の僕としては手始めに焼岳には登っておきたかったという理由もあったのでした。

深夜に到着したときには僕以外の車は停まっていなかった駐車場も、月曜朝6時の時点でご覧のように満車状態に!

ここに車を停めたい場合は早めの到着をお勧めします。

こちらが新中の湯登山口。ここの時点で標高が既に1600mほどあるため、山頂までの高低差はおよそ900m程度となります。

活火山ということもあり登山口には噴火に警戒するための案内板も。

昨年登った木曽の御嶽山も2014年に噴火したばかりで、山頂はかなり荒廃していました。

焼岳も大正時代と昭和中期に噴火を起こしているということで、注意しながら登山を進めます。

しばらくは木々に囲まれた中を登っていきます。新緑が気持ちいい!

急な登りもありますが、百名山ということもあり完璧に整備されていて迷うような道もありません。

登山開始1時間ほどで視界が開け、焼岳の山頂が望める開けた場所に出ました!

あそこが本日目指す焼岳の北峰です!(※北峰より標高の高い南峰は登頂禁止になっています)

3. 山頂目指して急斜面を一気に登り切る!

ここからは常に山頂を見据えながらの登山となります。

雪渓の左側の登山道をぐんぐん登って高度を上げていきましょう!

振り返ると見える立派な山は日本二百名山の霞沢岳です。

標高2,646mは焼岳より100mほど高く、いつか登ってみたい山のひとつですね。

周囲の山々を眺めながら登っているうちに、山頂付近から煙を吹き出す噴気孔が近づいて来ました!

焼岳が活火山だということが感じられる風景ですね…。

登山開始から1時間50分、視界が開けた場所から登ること50分で噴出孔直下、南峰と北峰の分岐点まで来ました!

ここまで登ると見えるのが南峰直下にある正賀池。エメラルドグリーンの水面が美しい!

北峰山頂脇を巻くようにして登山道は続いています。

先ほどの噴気孔の他にも、登山道脇には数多くの小さな噴気孔が。

子供時代は毎年秋田の玉川温泉・後生掛温泉で夏を過ごした身としては見慣れた風景ですが、いつまた噴火するとも知れない大自然のパワーを感じられるスポットでもあります。

ガラガラの岩場を攀じ登ると、ついに…!

登山開始からぴったり2時間で、標高2,444mの焼岳北峰に登頂です!!!

4. 山頂からは360°の大パノラマが!!!

梅雨の合間にアタックしたのが功を奏してか、焼岳山頂は北アルプスの多くの山々を望める絶景が広がっていました!

まず目を引くのが登ってきた登山道の反対側に広がる笠ヶ岳の雄大な姿!

日帰りが難しい急斜面を登るコースしかないため未登頂ですが、いつかチャレンジしてみたい!

北側には日本を代表する名峰・穂高連峰。左奥には遠く槍ヶ岳の穂先も見えます!

穂高岳も日帰りが難しいため未登頂ですが、今回新中の湯の駐車場も見つけたので近いうちに登頂を目指したいと思います!

こちらは先ほどの噴気孔越しに見える、焼岳最高地点の南峰(※登頂禁止)。

南峰の左奥に見えるのは乗鞍岳です。バスで気楽に登頂できる3000峰には2019年に登りました!

そしてこちらがこれから下山する上高地方面。

今回は新中の湯ルートを往復するのではなく、上高地側に下って釜トンネルを下り、駐車場に戻るルートを歩くことにしました。

[Quest Blog]焼岳山頂からの360°大パノラマ!

そしてこちらが山頂からの360°大パノラマの映像です!絶景が少しでも伝われば。

今回も小型ドローンを持ってきましたので、周囲の様子と噴出孔に近づいて撮影してみました!

[Quest Blog]焼岳山頂からの穂高岳[ドローン撮影]
[Quest Blog]焼岳山頂の噴気孔にドローンで近づいてみた

5. 下山、はじめての上高地へ!

晴れ渡った山頂でいつまでも北アルプスの山々を眺めていたいところですが、そろそろ帰りのことも考えなければなりません。

食事を取ったりして1時間ほど山頂にいましたが、午前10時には山頂を後にしました。

まずは写真中央の緑色の屋根が見える焼岳小屋を目指します。

下りもガラガラした火山性の岩石の合間を下っていくので注意が必要ですね…。

100mくらい下ってきて振り返った焼岳山頂の姿。

中の湯側とはまた違う、険しい火山といった風貌です。

このあたりの尾根歩きは非常に気持ちがいいですね!

日帰りでこれほどの高度でトレッキングできるのは、他の山域にはない魅力なのではないでしょうか。

向かう先に見えるのは上高地・大正池方面。

大正時代の焼岳の噴火で川が堰き止められてできた池ということで、大正池と呼ばれています。

ゆっくり歩いて1時間ほどで焼岳小屋に到着。もう300m以上下ってしまいました。

軒先には冷えた飲み物などが売られていて、上高地からの登山では重要な休憩スポットです。

笹に囲まれたつづら折りの道を下っていきます。

周囲が木々で囲まれるようになると現れる、垂直の長いハシゴ。

なかなかの高度感で、一歩一歩注意しながら下降しました。

これは下ってから撮影したもの。ほとんど垂直ですね。

去年登った剱岳の下りにあったハシゴより怖かった…。

さっきの垂直下降から5分ほど歩くと現れる、長ハシゴその2。こちらも要注意です。

長ハシゴその3(渡った後撮影)。雨の日は滑りそうなので気を付けて渡りましょう。

ここまで降りて来ると、もう周囲は完全に木々の中です。

セミの鳴き声がそこかしこから鳴り響いていて、上高地の短い夏が始まったことを教えてくれます。

山頂を出発してから1時間50分後の11:50、上高地の焼岳登山口に到着しました。

ハシゴを過ぎてからのだらだら下りが意外と長かった!

ここからは上高地のなだらかな道を歩きながら中の湯の駐車場を目指します。

6. 上高地から新中の湯登山口へ

焼岳山頂からは隣のように見えた霞沢岳も、もう随分と見上げる高さになりました。

辺りは上高地らしい、気持ちのいい湿原が広がっています。

立ち枯れた木々があちこちにあるあたり、上高地らしい風景ですね。

全て大正時代の焼岳の噴火が原因になっているということで、自然の力の巨大さを感じさせられます。

大正池方面へ向かう林道をひたすら進みます。

反対側には上高地の有名な景色である河童橋などもあったのですが、そちらは次回、穂高岳を登るときの楽しみにとっておくことにします…。

林道をしばらく歩くと急に石がごろごろした場所が現れ、向こうにはさっき登った焼岳の立派な姿が。

どうやらここが大正時代の大噴火で火砕流が流れ着いた場所のようです。

恐らく木々にも遮られないここが、焼岳を眺める最高のスポットなのではないでしょうか?

眺める方向から姿を大きく変える焼岳ですが、大正池付近からのこちらの姿が一番有名な形なのではないかと思います。

珍しい鐘状火山の焼岳の姿を綺麗に写真に収めることができました。

美しい姿の焼岳に別れを告げ、梓川にかかる橋を渡ると…

下山から2時間半で、大正池に到着しました!

緑色の湖面と、奥に見える穂高岳の姿が美しい…!

今回は上高地の中心部までは行けませんでしたが、その一端だけでも眺められたことは幸いでした。

舗装された道路を進み、国道へと続く釜トンネルを抜けます。

1.5kmある釜トンネルの中はかなりの急傾斜!

自家用車・バイクの通行は禁止されていますが、徒歩や自転車での通行は可能ということなので、次回ここを通るときは新中の湯駐車場から電動自転車を使ってここを登りたいと思います。

長いトンネルを抜け、バス停と売店がある交差点を右へ。

有料道路の安房トンネル直前を右に曲がり、安房峠のつづら折りの道を登ります。

ヘアピンカーブの連続で高度を上げる安房峠はカーブに番号が振られています。

駐車したのは11号カーブの直前なので、番号を数えながら何度も折り返して高度を上げることに。

上高地回りでもう15kmくらい歩いてくたくたなところに、このグネグネ道はつらい!

昨日来たときは車であっという間に登りましたが、歩いてみるとなかなかの距離でした。

7番カーブを曲がった先にある、中の湯温泉。

この温泉の建物の裏から、駐車スペースにショートカットできる山道が用意されています!

8号・9号・10号カーブをショートカットする直登のコースを、最後の力を振り絞って登ると…

うわ! いきなり駐車場に出た!

ぐねぐね道を歩くより、こちらのほうが断然楽です!

出発から8時間15分後の14:15、無事に駐車場まで戻ってくることができました!!

7. まとめ

いかがでしたか?

深田久弥が小兵と呼んだ日帰り登山もできる焼岳ですが、日本百名山の名に恥じない立派な北アルプスの名山だったことがお分かり頂けたのではないかと思います。

登山中には未就学児と思われる女の子がお父さんと一緒に登っている姿もあり、北アルプスに登りたいけれどそこまで体力や経験に自信がない…という方でも、比較的楽に登頂できる山なのではないかと思いました。

噴火のリスクや火山特有の崩れやすい石質の登山道など注意も必要で、有料駐車場に車を停めてシャトルバスや乗合タクシーで上高地に入って…と、心理的金銭的なハードルも高めな北アルプスですが、新中の湯登山口の駐車場を利用すればそのような問題も回避できそうです。

帰りには日本秘湯を守る会にも登録されている中の湯に日帰り入浴もしてきました!(800円)

中の湯温泉旅館(公式ホームページ)|上高地で通年営業の温泉旅館|日本の秘湯を守る会会員
雄大なアルプスの山々が眺められ、季節を&#24863...

かすかに硫黄の香りがする透明なお湯に浸かって登山の疲れを癒しながら、活火山のエネルギーを身体いっぱいに浴びて帰宅の途に就きました。

タクロスはこれで日本百名山登頂、38座目です!

以下は今回のルートと高低表です。

タクロスは やけだけとざんの きじを とうこうした!

1ポイントの けいけんちを かくとく!

Total exp:181 To next Lv:69

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